河合祥子

京の伝統産業わかば会作品展 2015

河合祥子です。

3月20日(金)から22日(日)まで、京都市勧業館・みやこめっせにて

京の伝統産業 わかば会作品展が行なわれました。

昨年から出品させて頂きまして、今回で二度目の出品です。

昨年は、『花鳥風月』を篆書体の印篆(いんてん)と甲骨文(こうこつぶん)にして2つ彫りました。

昨年は昨年で楽しかったです♪

今年は何を彫るか悩んで悩んで。

昨年より制作時間が足りないし!!!

彫りたいものは決まっていたので、頭の中で沢山考え、何枚もの紙に練習し、いざ本番。

枠を飛ばしてしまうと終わりなので、いつもより落ち着く事!!集中力!!というのを意識しました。

題名は『風神雷神』

写実的に模した密刻ではなく、風神と雷神をそれぞれ象徴する風袋と太鼓、そしてそれらの持つイメージを具現化して彫刻しました。

とても勉強になりましたし、とても彫っていて楽しかったです。

昨年に続き、今年も実演をさせて頂きました。

今年は、実演の舞台が360度から見て頂けるようになっていたので不安でしょうがなかったですが、始まったら全然気になりませんでした(笑)

実演中、現代の名工の柴谷先生と、京都印章技能士会会長河本先生が来て下さり、アドバイスを頂いたり、お客さんに京印章の説明や工程の説明をして下さいました。

とても心強かったです。本当にありがとうございました。

最後になりましたが、会場に足を運んで下さった皆さん、ありがとうございました。

またこのような機会を下さった京都市の担当者、並びに「わかば会」の役員の方々にお礼を申し上げます。

2015.03.24