河合良彦

水野恵先生講演会

先日、8月9日に京都府印章業協同組合主催の組合員向けの講演会がありました。
講師は水野恵先生でした。詳しくはWikipediaの記事で。水野先生は元は京都府印章業協同組合においてもご活躍されていて、そのご縁で講師を引き受けて頂ける事になりました。

講演内容は京都における印章の歴史についてです。
はんこが日本において使われるようになったのは、まだ京都に平安京がおかれる前だったのですが、794年の平安遷都以降、日本の印章の歴史は京都を中心に進んでいくこととなります。
鎌倉時代から室町時代の中頃までの全国的に はんこ文化が衰退した時期を乗り越え、江戸時代に入ると一気にはんこは全国に、また庶民にまで拡がりました。
そして常にその中心には京都の職人や技術があったという事なのです。
この京都という土地で、はんこに携わっていくことの重みを改めて感じさせていただきました。
そしてまた日本における「はんこの本場」は京都であると声を大きくして主張していくからには、もっともっと研鑽を積んで歴史的な背景だけでなく、技術的にも「やっぱり京都のはんこは違うな」と言ってもらえるようにしたいと強く思いました。
私は京都府印章業協同組合の理事というお役目を今年から頂戴し、今回の講演会ではスタッフの1人として打ち合わせや準備、ビデオ撮影のお手伝いをさせて頂きました。
この講演が皆様に見ていただけるかどうかは正直わかりませんが、これからも京都のはんこ 「京印章」 を全国に色々な形でなんとか発信していけるように頑張っていきたいです。
なんか最後は勝手な決意表明みたいになってしまいましたが、まずはこんな感じで。ではでは。

2011.08.12